刑法責任である危険運転致死傷罪

 

危険運転致死傷罪とは、自動車の危険な運転によって人を死傷した場合に適応される犯罪類型になります。

従来は加害者に故意が無いとの前提として業務上過失致死傷罪として処理されてきましたが、自家用乗用車の普及や交通事故による死者の増加、アルコール分を含む酒気帯び運転などの運転禁止を定めた道路交通法が制定されましたが、スピード違反に無免許運転、飲酒運転や車検を受けず無保険の自動車に乗った運転手が二名の大学生を死亡させた事件や高速道路で酒気帯び運転のトラックが乗用車に衝突する事件などが発生し、極めて悪質な事件に対し、業務上過失致死傷罪では死亡事故を起こしている現状にそぐわないとされたのです。
この現状から法改正運動が始まり、2001年10月に法務大臣へと著名簿が提出されています。同年11月に国会で新しい刑法改正案が可決され、12月に成立して刑法に導入されています。

この法律が導入されたことにより、飲酒運転の厳罰化がなされ、それに伴って死亡事故は激減しており、現在では10年前の約半数まで減少しています。
しかし、病気のためのミスや速度超過を行った運転手に適応されなかったりするなどの事例があり、適応条件が難しい法律というのもまた事実です。テクスチャー05

 

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