損害賠償と運転者の責任

 

自動車を運転して交通事故を起こした場合、運転者は相手に対して損害賠償責任を負うことになります。これは民法で定められており、運転者が故意または過失によって相手方の権利を害した場合は、その損害を賠償しなければならないとされています。対人事故の場合は民法だけではなく、自賠法でも賠償義務を負うことになりますが、社有車を業務中に運転している場合等、他人のために自動車を運転している場合は、自賠法は適用になりません。民法では、損害を公平に負担するために、被害者に過失があった場合は、その分を損害から差し引くことになっています。被害者に例えば、赤信号を無視したとか、横断歩道以外の場所を横断していたような場所は、その被害者の過失分を運転者が負担しなくてもよいことになります。具体的に過失分がどれ位になるかは、過去の判例をもとに判断することになりますが、東京地裁が作成した、判例タイムズという冊子がよく使われます。双方の過失がどれ位になるかは、示談交渉のなかで決めて行くことになりますが、合意に至らない場合は、裁判所に判断を委ねることになります。任意保険に加入していれば、運転者が負担しなければならない損害賠償額は、全て保険で支払ってもらえます。テクスチャー01